石川県農業委員会女性協議会が3月28日に志賀町、4月4日に輪島市を訪れ、次の農業委員会委員の改選時に女性を登用するよう町長や副市長、議長らに要請した。

同会は女性の農業委員・農地利用最適化推進委員31人で組織される協議会で、会員の情報交換や研修などのほか女性の登用要請活動を実施している。今年8月1日に輪島市と志賀町で農業委員の任命と農地利用最適化推進委員の委嘱が実施されることから、その募集を前に市町代表者へ女性登用を要請したもの。

志賀町では同会の文枝会長（中能登町農業委員）と藤田礼子副会長（金沢市農業委員）、同町農業委員の堀薫さんと西村芙美江さんが小泉勝町長と南政夫議長に、輪島市では二宮会長が坂口茂副市長と椿原正洋議長にそれぞれ要請した。

「8月に輪島市と志賀町の農業委員会で改選が行われれば県内19の市町すべてが新体制へ移行する。一人でも多くの女性委員が登用され仲間が増えてほしい」と二宮会長は期待している。

要請後、小泉志賀町長（左）ほかと懇談する二宮県農委女性協会長（左から二人目）たち

輪島市の椿原議長に要請書を手渡す二宮県農委女性協会長（右）